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小宴の盆

小宴の盆が出来るまで

※こちらの記事は高見八州洋ブログより更新日原文そのままを記載しております。作業にかかる手間や技術だけでなく日々のできごとなどもお楽しみください。

小宴の盆を作った。
出来上がりまでを記録したので何日かに分けてブログに載せます。

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竹に印をつける

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竹を割る

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皮を剥ぐ

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銑をかける(厚みを揃える)

続きは明日以降に。

小宴の盆2

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巾取り(はばとり)

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面取り

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面取りした後の竹屑

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竹ひごが出来上がったら15本一組にして束にする

小宴の盆3

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亀甲編みはとても複雑な編み方。この道20数年の妻が編んでいく

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表の亀甲は編みあがった

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アップ

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裏は網代編みで

小宴の盆4

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編みあがった竹を寸法に合わせて切っていく

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厚みがあるので力がいる。思わぬところ手首に負担がかかる

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裏の網代も切っていく

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編組の形は出来上がった

小宴の盆5

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縁を作る。曲がりを矯正していく

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節を落とす

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内側の節も削る

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節をきれいにしておかないと縁入れしたときに隙間ができる

小宴の盆6

さて、この小宴の盆は師匠、宮崎珠太郎に初めて褒められた作品である。弟子入りしてから15年程たってからの事、クラフト展で展示しているこの作品を見て、竹ひご一本一本を束にして編む技法が新しい仕事だと評価して下さった。ただ、前日に久し振りの再会で飲みすぎて二日酔いではあったけれど。

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安固を入れていく(柾と言う竹ひごを乗せていく土台)

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内縁を入れて仮止め

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安固が入ったら柾入れの準備ができた

小宴の盆7

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柾を作る

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円く癖をつけていく

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柾入れ

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柾入れは続く

小宴の盆8

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柾入れ

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合わせる

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表の柾入れの出来上がり

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網代部分の柾入れ

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意識していないが薬指も小指も使って

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柾入れが終わった。あゝこれで漸く縁巻きができる

小宴の盆9

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縁まき

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一人目の師匠、故野々下一幸の下に弟子入りしてすぐのことだからもう38年ほど前のことになる。爪は大事な道具だから伸ばしておくようにと、強く言われた。以来38年仕事をするときも、しない時も、手の指の爪を全部切ったことはない。今回縁まきをするとき、親指の爪が割れたので、仕方なく短く切った。縁まきをする時に爪がないとスピードが足りない。そうなると怒りっぽくなったり、余計なことを考えたりしてくる。親指の爪が短くなっただけなのに。

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ともあれ縁まきは進んでいく亀甲部分も

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網代部分も

小宴の盆10

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網代部分

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直径約90センチの小宴の盆が出来上がった

大作を作ると喜びもあるけれど苦しみも多くある。もう一年ぐらいはこの籠は作れん。僕がそう言うと、横から妻が最近物忘れがひどくなってきてるから、二、三ケ月もすると苦しい事を忘れて、また作りたくなるんじゃないのと、笑う。そのうちまた作りたくなるということは、本物の、ものづくりなったのかもしれん。と、僕。
今度は二人で笑った。

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